2013年10月24日

膝関節について

膝のスポーツ外傷は軽度のものから重症に至るまで
非常に多種多様な病態を呈することが多くあります

また、無理にスポーツを続行することで将来的に
変形性膝関節症に進展することがあるので注意が必要です
受傷初期の正確な診断と治療が早期回復のカギとなります

治療例として・・・
@前十字靱帯損傷は治癒能力が低く
  保存療法ではスポーツ復帰の可能性が低く
  放置することで半月板や軟骨の二次損傷を合併し
  場合によっては変形性膝関節症へ進展する可能性も高いため
  ほとんどが手術となります

A内側側副靭帯損傷は治りが良いため
  ほとんどが保存療法で治療します
  ただし、前十字靱帯損傷を合併した場合は
  治癒が悪くなるため手術が適用となります

B後十字靱帯損傷の場合も前十字靱帯損傷と同様で
  ほとんどの場合、保存療法で治療します
  ただし、強い不安定性がある場合には手術となります

C外側側副靭帯の場合は、発生率が少ないが
  外側側副靭帯のみの損傷の場合はほぼ保存療法で
  前十字靱帯や後十字靱帯などの損傷が合併する場合には
  手術することが多くなります

D半月板損傷の場合は保存治療が主になりますが
  手術(最近は損傷半月板を出来るだけ
  保存するほうが良いといわれており
  手術でもできるだけ少なく切り取る方法が増えています)
  が比較的簡単なので手術を選ぶケースも少なくありません

E膝蓋骨の脱臼や亜脱臼の場合は保存的に治療して
  その後膝くずれや疼痛が繰り返すようであれば手術となります

Fジャンパー膝はO脚やX脚の矯正や
  大腿四頭筋の緊張の除去、腸脛靭帯などの柔軟性や
  バランス治療などの保存療法を行います

G腸脛靭帯炎(ランナー膝)であれば
  O脚、回内足、脚長差などの矯正、
  フォーム改善(下腿内旋の強いフォームが原因のことが多い)
  腸脛靭帯のストレッチやアイシングなどの保存治療を行います

H鵞足炎であれば外反膝、回内足などの下肢のアライメントの矯正、
  ハムストリングのストレッチなどの保存療法を行います。

I滑膜ひだ(タナ障害)は胎生期の名残で
  これがロッキングを起こすので安静後の筋力トレーニングや
  念入りなストレッチ、練習後のアイシングの徹底などの保存療法を行い
  それでも疼痛が強く出る場合は手術となります

J膝蓋大腿関節障害の場合は、精査後にその病変により
  治療法は多種に分かれます

K離断性骨軟骨炎(関節軟骨の一部が軟骨下骨を伴って
  周辺の骨や軟骨から徐々に剥離すること)は
  固定後安静を約2〜3カ月の保存療法をし
  良くならない場合は手術となります
  関節軟骨障害はヒアルロン酸注射や手術となります

L関節鼠の場合は、手術が多くみられます

M滑液包炎では、抗生物質等の投薬治療や穿刺の上局所の圧迫、
  切開排膿などが多いです

N膝窩筋炎であれば安静やテーピング治療を中心とした
  保存治療を行います。

O疲労骨折の場合は場所にもよるので一概には言えませんが
  安静固定が多いように思います

Pオスグッドでは安静固定を中心に保存療法を行います
  大腿四頭筋やハムストリングの柔軟性の低下も
  大きな原因となりますので注意しましょう

Q有痛性分裂膝蓋骨のときは、保存治療と手術が選択できます
  これもオスグッド同様大腿四頭筋やジャンパー膝同様大腿四頭筋や
  ハムストリングの柔軟性低下が関係するといわれますので注意してください

Rジェファーソン病は、膝蓋骨と膝蓋靭帯の付着部に
  不規則な骨化があらわれる症状ですが、ジャンパー膝の一種とみられています
  安静を中心とした保存治療で様子を見て場合によっては手術となります
 

いずれも症状の程度によって治療法の選択は変わりますので一概にはいえませんが
  スポーツをするうえで厄介な症状を引き起こし、ただでは治らない膝の怪我は
  筋力トレーニングやストレッチ等で筋力や筋バランスを常に整えておき
  未然に予防しておくことが最重要といえます
  そして、もし違和感を覚えたときには早い段階での
  知識のあるスポーツドクターの精密検査が必要と言えます



posted by 浜田山大地整骨院 at 18:50 | スポーツ障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。